Q&A

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狭小の定義はどこからですか？敷地面積でいうと何平米からですか？

主観も入るため定義づけは難しいですが、敷地面積ですと用途地域等により建蔽率が変わるため、その広さが実際の建物の大きさに必ずしも比例しません。ですので、むしろ建てられる建物の建築面積で考えたほうがよいでしょう。当方では建築面積約40㎡以下を狭小としています。

ずばり何坪あれば狭小住宅は建てられますか？

お住まいになる方の考え方次第でもありますので、何坪からでも建てられる、坪数に合わせたお住まい像をご一緒に考える、ということになります。

3階建ては建てられますか？

もちろん、可能です。階段の位置と造り方、あるいは階段そのものの考え方が非常に重要になってきます。当方では「階」という考え方を柔軟に捉えた提案をさせていただいております。

駐車場は付けられますか？

もちろん、可能です。敷地に対する占有面積が大きくなるので、内部の必要面積とのバランス、構造的な影響を考慮する必要があります。当方では内部面積のトータルな提案と非常に高度な構造解析技術でお応えしています。

土地探しは手伝ってもらえますか？

はい、ご協力させていただいております。立地や周辺環境等、気に入った土地であっても、ご希望のお住まいが建てられない、といったことがあります。当方の強みとしては「ここを、こうすれば、このように暮らせるのでは？」といった視点で通常だとあきらめてしまう土地へのご提案が可能です。

設計料は幾らですか？

規模や構造の難易度にもよりますが、意匠設計料として総工事費の10％、それに構造設計料、場合によっては設備設計料を加えたものとなります。当方オフィシャルサイト“業務内容”をご参照ください。

「狭小」自体にメリットはあるのでしょうか？

メリットとしては、同じ予算の場合、交通の便がよいこと、敷地に対して建てられる建物の面積が比較的大きく確保できることが多いことでしょうか。
広く大きな土地だと土地自体が駅近にあまりなく郊外になります。また、郊外だと住宅地として整備されていることが多く、建蔽率・容積率条件も厳しくなり、敷地に対して建てられる面積の割合が小さくなります。
つまり、狭小の場合、敷地いっぱいに地下や3階建て等縦方向に空間を建てられることが多いのに対し、広い土地の場合は敷地の半分に2階建てまでしか建てられない、というケースが多いということです。これはどちらがメリットかは、どのような生活をイメージされるかで変わってくると思います。

変形地での狭小住宅設計で注意する点は何ですか？

整形の空間の確保が前提であれば、その空間がどれくらい確保できるのかがポイントとなるでしょう。整形であって欲しい空間の整理と、整形の部分と不整形の部分のバランス、さらにそれらをいかにつなげるかが悩みどころであり、楽しみでもあります。

狭小住宅を建てる上で、他社との違いはありますか？

“部屋”をいくつ、という考え方ではなく、お住まいになる方々のいろんな“居場所”をクライアントとの対話を大切にしながらつないでいくこと。
それを通じて実際の坪数や高さ等の物理的な大きさ以上の広がりや開放感を、建物内部にとどまらず、すぐそばの外部や周辺環境を意識してその土地を最大限使い切ることをこころがけている点でしょうか。

二世帯住宅も可能ですか？

二世帯に限らず多世帯でも可能です。複数世帯の場合、特に狭小では各世帯の距離感が問題になってきます。打合せ時にはお住まいになる全ての方とお話させていただくようにし、ときには間にたって潤滑油のような役回りもさせていただくこともあります。

完成までにどの程度の期間が掛かりますか？

規模や工法にもよりますが、30坪、木造3階建てだとしますと、設計5ｹ月、見積もり調整建築確認に約2ｹ月、工事に約5ヶ月で計画を始めてから約1年が平均となります。
当方オフィシャルサイト“設計の進め方”＜作業の流れ＞をご参照ください。

助成金の出る長期優良住宅を考えてます。対応可能ですか？

助成関係ですと、住宅版エコポイント、融資をフラット35をお考えであれば利率引下げのあるフラット35S、環境意識の高い方なら太陽光発電助成やエコキュート導入補助や地域によっては緑化助成等、ご提案対応させていただいております。
もちろん長期優良住宅も対応しておりますが、認定基準の中で狭小住宅に不利となる条件（床下330mm確保、地域によっては少なくとも一つの階面積40㎡以上等）があるため、おすすめしないケースもあります。

ローコストを希望していますが可能ですか？

ローコストを考える上でいくつかのポイントがあります。 当方オフィシャルサイト“よくある質問”＜コストについてどのように考えていますか？＞その中の●ローコスト住宅をご参照ください。

対応エリアは決まってますか？

住宅の場合は首都圏と関西が中心ですが、全国対応させていただいております。

構造はどういったものが対応出来ますか？

木造、鉄骨造、RC造、これらの混構造いずれも対応可能です。狭小計画はこれら構造計画も大きく影響します。空間の合理化だけでなく将来対応も見据えた計画をこころがけています。

耐震に対する姿勢は？

構造種別に関係なく、耐震性に配慮した計画でお応えしております。 一方で、狭小地での計画では「より広く、大きく」を意識しなければなりません。それには、耐震性を担保した上で構造を工夫して壁や床を「よりうすく、小さく」する技術や発想が重要となってきます。
当方では非常に優秀な構造設計者と協働しており、その土地に相応しい合理的な提案をさせていただきます。

建築家に依頼するメリットって何ですか？

ある枠組みにとらわれず自由に提案できることだと思います。 ハウスメーカーですとそのメーカーの「規格品」「既製モジュール」がベースの計画となります。設計施工の工務店ですと、施工の比重が高い場合が多く、設計や構造そのものが施工の視点で決まることが多いです。
狭小の場合は一つ一つが特殊事案のため、規格や既製の考え方だとその土地の潜在的な良さを最大限引き出すことにはつながらないと思います。
しがらみのない自由な発想による計画の工事は難しくなりがちです。ただ、それに熱意を持って引き受けてくれる工務店もあり、クライアント、設計者、施工者がそれぞれの役割を果たせば、すばらしいお住まいが実現すると思います。

工事会社（工務店）はどの様に決めるのですか？

過去にお付き合いのある会社や紹介、あるいはクライアントのご指名等により複数社を候補に上げます。その中から相見積もりと工事体制やその会社社長の考え方を総合的に評価し、クライアントに報告の後、お決めいただくようにしています。

監理体制を教えて下さい。

当方オフィシャルサイト“設計の進め方”＜打ち合わせ、工事監理について＞をご参照ください。

相談するのに費用は掛かりますか？

ご相談、ヒアリング、1回目のラフプランのご提案までは無料です。当方オフィシャルサイト“設計の進め方”＜作業の流れ＞をご参照ください。

保証体制はどの様になっていますか？

工事の瑕疵保証については法的な義務付けとなり、各計画単位でクライアントにご加入いただいておりますが、設計の方の瑕疵については日本建築士会連合会の賠償責任補償制度に加入しております。